有栖の鍵 その1

キャリブレーションモデルばっかり出力してるのも飽きたので、そろそろワンフェスに向けて3Dプリンターを使っていこうと思います。


いま時点で既にモデルが完成しているハピメアの作中に登場する有栖の鍵を出力していこうと思います。


プラットホームと平行で出力するのは怖かったので鍵先を上げる感じで30度傾斜をつけた後、ChituBoxでサポートを作成し、出力してみました。



問題なくしっかりプラットホームにくっついていました。

プラットホームを取り外し、IPA槽にプラットホームごとつけて洗浄、その後プラットホームから取り外し、もう一度IPA槽にいれ洗浄、最後に水槽に入れて洗浄し互換ブース内で乾燥させました。



全体的に綺麗に出力されているのですが、中央の鍵穴の上のレイヤにずれができてしまっているのがわかります。

これはおそらく、重さに耐えきれずズレてしまったのではないかと思います。




くっついていたサポートを除去し除去部分リューターで削って綺麗にすれば原型は完成です。

サポート除去が思った以上に難しくサポートををリューターのかけやすい位置に工夫が必要だと思いました。




最後にアサヒペンのメッキ調スプレー真鍮で塗装すれば完成です。今回は試作だったのでサーフェイサーはかけずにそのまま直で塗装しました。


写真は綺麗に見えますが、これはサポートがついていない面を撮ったもので、サポートが付いていた面はもっと凸凹していてあんまり綺麗にはできていません。


今回の試作第一号から見つかった問題点は


1. 重さに耐えきれずズレてしまったとこがある。

2. サポートの除去による表面の凸凹


1.に関しては今回ズレた場所にサポートを設置すれば大丈夫です。


2.に関しては


・サポートを縁ではなく平面部分に設置する

・30度傾斜ではなく垂直に鍵を配置し、極力サポートの個数を減らす


の2つが簡単に考えた限り思いつきました。


また近い内に試作第二弾を出力してみてどうするか考えていきたいと思います。





此葉の箱

ディーラー「ネコノハコ」の配布物の情報や3Dプリンターでのフィギュアの作製工程のブログを載せていきます。 Twitter: @ne_ko_no_ha_ko     Mail: nekonohako.figure@gmail.com

0コメント

  • 1000 / 1000